TEAPOT MAGAZINE

見たい!行きたい!知りたい! |旅行・おでかけを中心に情報発信!「風の時代」を楽しむライフスタイルマガジン ♪

五感を刺激する暗闇エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、能登の祭りを暗闇で体験

東京・竹芝にて常設されている真っ暗闇のエンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。この夏は特別に能登の祭りをテーマにした「暗闇の夏祭り」が開催されています。真っ暗闇の中で視覚以外の感覚を研ぎ澄ませ、能登の伝統芸能や文化を体感できるこのイベントは、8月31日(土)までの期間限定です。今回はその魅力と見どころをご紹介します。

伝統と新感覚の融合

視覚障害者の案内により完全に光を遮断した空間で、視覚以外の感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメントとして注目されている「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。1988年にドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケによって発案され、これまで世界47カ国以上で開催され、900万人以上が体験しています。日本では1999年から開催され、24万人以上がその魅力を体感しています。

今夏の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、能登の祭りをテーマにした特別プログラム「暗闇の夏祭り」。このプログラムは、1月1日に発生した令和6年能登半島地震の復興を願い、能登地方の伝統芸能や味覚を楽しむ内容に特別変更されました。本イベントの収益の一部は、能登復興のための義援金として活用されます。

能登の祭りを五感で感じる

「暗闇の夏祭り」は、真の暗闇の中で視覚以外の感覚を研ぎ澄ませながら、能登の伝統芸能や文化を体感できるのが最大のポイント。特に注目すべきは「御陣乗太鼓」です。御陣乗太鼓は、1577年に上杉謙信の軍勢を退けた際の奇襲を再現した、輪島市名舟町に伝わる郷土芸能。鬼や亡霊の面をつけて太鼓を打ち鳴らすその迫力は、日本遺産構成文化財としても認められています。

 

暗闇の中で響く太鼓の音や激しい掛け声は、視覚に頼らない新たな感覚を呼び覚まし、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえるのもココだからこそ。能登の美しい景色や伝統的な味覚を五感で感じ取ることができるため、まさに全身で能登を体験できる内容となっています。

プログラムの背景と想い

「暗闇の夏祭り」が始まったのは、2011年の東日本大震災がきっかけでした。当時、被災地を訪れた「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のスタッフが、被災者から「震災前の美しい東北の景色や文化を感じてほしい」という言葉を受け、それを実現するために真っ暗闇での夏祭りを開催に至ったそうです。

 

そして今回の能登半島地震。同じように美しい能登の景色や文化を多くの人に感じてもらいたいという想いから、「暗闇の夏祭り」が企画されました。プログラムの実現にあたっては、石川県で復興支援を続ける松中権氏や、御陣乗太鼓保存会、中央茶廊 窪丈雄氏、のと未来トークの皆様の協力を得ています。

暗闇で感じる能登の未来

「暗闇の夏祭り」は、ただのエンターテイメントではありません。視覚以外の感覚を使うことで、普段は気づかない細やかな感覚を呼び覚まし、能登の魅力を新たな視点で感じることができる特別な体験です。夏の間だけのこの貴重なイベントで、ぜひ一度、真っ暗闇の中で能登の祭りを体感してみてください。そして、その感動を通じて、能登の復興への一助となることを願っています。

 

能登の美しい風景と文化が、再び輝きを取り戻す日を共に願いながら、「暗闇の夏祭り」で特別な夏のひとときをお楽しみください。

 

能登応援企画「暗闇の夏祭り」

期間:7月9日(火)〜8月31日(土) ※一部、休演日がございます。

場所:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森®」

住所:東京都港区海岸1丁目10−45 アトレ竹芝 シアター棟 1F

体験時間:約90分

料金(税込):大人 3,850円、学生 2,750円、小学生 1,650円

 

ご予約:WEBより事前予約制となります

 

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

taiwanomori.dialogue.or.jp

 

ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森®」

taiwanomori.dialogue.or.jp

 

見たい!行きたい!知りたい!
「風の時代」を楽しむ
ライフスタイルマガジン
当サイトにはプロモーションを含みます © TEAPOT MAGAZINE