星空と灯台の非日常体験！北海道・神威岬灯台ナイトツアーで体感する、海と星の聖域

2024年9月21日と28日に、神威岬灯台で特別な夜を体験する「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」が開催。普段は立ち入れない夜の岬で、夕日から満天の星空、灯台の光が照らす海を眺める贅沢なひとときを過ごせるこのツアーは、まさに非日常を感じられる特別な機会です。

神秘の神威岬で味わう非日常体験

北海道・積丹町に位置する神威岬は、アイヌ語で「神」を意味する「カムイ」の名を持ち、透き通るような「積丹ブルー」の海が広がる絶景スポット。年間を通じて多くの観光客が訪れるこの地で、今回の「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」では、普段は立ち入りが制限されている夜の神威岬を訪れ、日没から星空までの移り変わりを堪能することができます。

今回開催されるツアーは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、地域の海の記憶を掘り起こし、新たな海洋体験を創造する「海と灯台プロジェクト」の一部として企画されたもの。灯台が点灯する瞬間を目の当たりにし、灯台内部の特別見学を通じて、神威岬灯台の歴史とその背後にある物語を深く知ることができます。

灯台の光が照らす、心に残る光景

ツアーは、神威岬駐車場から神威岬灯台が立つ岬の突端までの約1.2kmの道のりを、ガイドの説明を聞きながらゆっくりと進む形で行われます。ツアー中、訪れる人々は、夕日が沈む美しい光景を楽しみ、日没後に灯台が点灯する瞬間に立ち会います。この瞬間、漆黒の海に灯台の光が一筋の道を描き、まるで幻想的な絵画のような光景が広がりを体験できるのもポイントです。

また、夜空には無数の星が輝き、灯台と漁り火が交錯する風景は、日常の喧騒を忘れさせるような静寂と感動を与えてくれます。さらに、ツアーでは天体望遠鏡を使用して星空観察も行われる予定で、宇宙の広がりを肌で感じることができるでしょう。

人と海をつなぐ灯台の物語

1888年、北海道の開拓期に海の安全を守るために建設された神威岬灯台。岬周辺の海域は暗礁が多く、強風や高波が絶えないため、航行する船にとって危険な場所でした。灯台は、その過酷な環境の中で船舶を導く重要な役割を果たしてきました。昭和35年まで有人灯台として運営されていた神威岬灯台では、灯台守とその家族が厳しい自然環境の中で暮らしながら、灯台の維持管理に従事していました。このツアーでは、彼らが生活した跡地を訪れ、灯台守たちが果たした役割やその高い使命感について、ガイドが詳しく解説してくれます。灯台から放たれる光を眺めながら、人と海との深いつながりについて思いを馳せるひとときは、訪れる者に忘れられない体験を提供してくれるでしょう。

「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」は、非日常的な体験を求める人々にとって、特別な時間を過ごせる貴重な機会です。日本海に浮かぶ美しい積丹ブルーの海と、満天の星空が織りなす幻想的な光景、そして歴史的な灯台が放つ暖かな光が、心に深く刻まれることでしょう。この秋、神威岬の夜を訪れ、心に残る思い出を作ってみませんか。