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紅茶を飲む人は知ってほしい水の知識!軟水と硬水の違い

紅茶の美味しさを左右するのは、茶葉だけではありません。実は、「水」が味わいに大きな影響を与えることをご存じでしょうか。特に、軟水と硬水の違いは、紅茶の香りや風味を大きく変えます。このコラムでは、軟水と硬水の特徴や、紅茶に適した水の条件、そして美味しく紅茶を淹れるためのポイントについて、神戸に本店を構える紅茶専門店「Lakshimi(ラクシュミー」)にお話をうかがいました。いつもの一杯がもっと美味しくなるヒントを見つけてくださいね。

紅茶における「軟水」と「硬水」の違いとは?

水には「軟水」と「硬水」の2種類がありますが、紅茶には軟水が最適とされています。イギリスやフランスといった有名な紅茶文化を持つ国々は硬水が一般的。それに対して、日本は軟水で紅茶を飲むことができます。硬水で淹れた紅茶と軟水で淹れた紅茶では、味わいが大きく異なるとされていますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

▶︎硬水で淹れた紅茶の特徴

硬水に多く含まれる酸化カルシウムやマグネシウムは、紅茶の風味を引き立てるタンニンが溶け出すのを妨げ、本来の香りや美しい水色を損なう原因に。茶葉が持つ本来の味や香りが抽出できないことに加え、ミネラルが多いため、紅茶の味にクセを感じることもあります。また、色も黒っぽく、にごったように見えるなど見た目も違います。

▶︎軟水で淹れた紅茶の特徴

軟水を紅茶で使う場合、味わいがまろやかでやさしくなります。薄く透き通った見た目で、旨み成分もアップ。紅茶本来の香りや旨味が際立つため、茶葉の持つ本来の風味を楽しむことができます。

▶︎紅茶に適した水の条件は?

紅茶を美味しく淹れるためには、以下の条件を満たす水が最適です。

  • ミネラル含有量:カルシウムやマグネシウムなどミネラルを20~100mg/L程度含む
  • 空気の含有量:酸素をたっぷり含んだ新鮮な水
  • pH値:中性に近い8.0~8.5が理想的

これらの条件を満たす軟水が、紅茶の美味しさを最大限に引き出すことが期待できます。

意外?紅茶は水道水で淹れてもOK!

ミネラルウォーターを使う方も多いと思いますが、日本では水道水を使って紅茶を淹れることも可能です。その理由は、日本の水道水が軟水であることに加え、新鮮な水には適度な酸素が含まれているから。ただし、水道水特有のカルキ臭が気になる場合は、浄水器や製水器を利用してカルキを取り除くのがおすすめ。また、地域によって水のpH値が異なるため、煮沸時間を調整して最適な状態に整えることをおすすめします。

 

紅茶を楽しむ上で、使う水に注目することで、いつもの一杯がさらに美味しく感じられるでしょう。ぜひ、軟水と硬水の違いを意識して、お好みの味を見つけてみてください!

紅茶の知識について教えてくれたのは、神戸地区唯一のRonnefeldt(ロンネフェルト)社公認の紅茶専門店「Lakshimi)」三宮駅西口から徒歩6〜7分の本店では、紅茶の原産国から輸入した紅茶の販売と試飲が楽しめるほか、紅茶教室も開催されている専門店です。紅茶好きの方は、ぜひチェックしてくださいね。

 

lakshimi.jp

 

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