TEAPOT MAGAZINE

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子連れOK!京都・天橋立の泊れるレストラン「SOSO」で蟹フルコース

京都・宮津にある天橋立は、松島(宮城)・宮島(広島)と並ぶ日本三景のひとつ。約3.6kmの砂州に約6,700本の松が連なる景色は、写真で見る以上に圧倒的な美しさです。そんな特別な場所で「子連れでも気兼ねなく高級料亭の食事を楽しめる宿」があると聞き、訪れたのがオーベルジュヴィラ SOSO。まるで泊まれる高級料亭を思わせる蟹フルコース体験の滞在をお届けします。

京都駅から約2時間、旅は電車から始まる

京都駅からJR特急「はしだて号」に乗車すれば、天橋立駅まで直通約2時間〜2時間10分。駅から宿までは車で約20分ですが、SOSOに宿泊する3日前までに予約すれば無料送迎が利用できます。荷物が増えがちな家族旅には嬉しいポイントです。今回ご紹介するSOSOは、天橋立離宮 星音の別邸として誕生した一棟貸切ヴィラ。1日1組限定の完全プライベート空間で、小学生以下の子どもも宿泊可能。贅沢と自由を両立した、非常に希少な宿です。

チェックインから始まる、時間で変わるラウンジサービス

チェックインは本館・星音で行います。ここでまず驚くのがロビーラウンジのサービス。

チェックインからチェックアウトまで自由に利用でき、時間帯ごとに内容が変化します。

例えば、チェックイン後のウェルカムタイムは、炭酸飲料やスパークリングワイン、フルーツジュース、デザート類など、移動の疲れを癒しながら、旅モードへスイッチが入るようなワクワクする内容。

 

19:00〜22:00のミニバータイムは、自家製果実酒やワイン、京都の日本酒・焼酎、おつまみといったホテルバーのような大人時間に。

そして8:00〜11:00のモーニングタイムでは、京都ブランドのお茶、フルーツジュース、ほうじ茶、丹後のお菓子と楽しめます。

家族連れにありがたい、一棟貸切ヴィラの快適さに感動

SOSOは最大6名宿泊可能なプライベートヴィラ。中央にプライベートプール(夏季限定)があり、1階にはベッドルームと2つの和室、2階にはプライベートダイニングという贅沢な構成です。

客室設備も充実しており、館内着&就寝用寝衣、スキンケアセット、アメニティセット(歯ブラシなど)、冷蔵庫・電子レンジ・電気ポットが揃います。もちろんWi-Fiも完備。

ベッドルーム横の和室にはローテーブルとクッションが配置され、子どもが遊んだり、大人がゴロゴロしたり…「暮らすように滞在する」という言葉がぴったりの空間です。

波の音が聞こえるプライベートダイニングで夕食

この宿の最大の魅力は、2階のプライベートダイニング。大きな窓の向こうには日本海。静かな夜、波の音をBGMに食事を楽しむ時間はまさに非日常です。オープンキッチンでは料理人が目の前で調理。高級料亭のライブ感を、完全プライベート空間で味わえます。

幻の蟹「間人ガニ」フルコースの圧倒的体験

波の音を聞きながら味わう出張料理は、ここに滞在する醍醐味のひとつ。本館「天橋立離宮 星音」の料理人が腕を振るい、地元食材の魅力を最大限に引き出した一皿一皿が目の前で仕上がっていきます。「泊れるレストラン」と称されるだけあり、食事の時間そのものが特別な体験。ゆったりとした高級料亭のような空間に広がるオープンキッチンでは、シェフが調理する様子を間近で楽しめ、料理が完成するまでの過程さえも「ごちそう」の一部に感じられます。

そんな京都・天橋立エリアは、全国的にも評価の高い農産物や水産物が集まる食の宝庫。季節ごとの自然の恵みを活かし、ジャンルにとらわれない自由で革新的なスタイルで料理へと昇華していきます。中でも冬の滞在を特別なものにしてくれるのが、希少な幻の蟹「間人(たいざ)ガニ」を使用したフルコース。丹後半島・間人港で水揚げされるこの蟹は漁期が短く、水揚げ量も限られることから「幻の蟹」と呼ばれる最高級ブランド。水揚げ直後の活蟹を専用の生簀で保管し、調理直前に捌くという徹底したこだわりが、格別の鮮度と味わいを生み出します。タグ付きの間人ガニを調理前に見せてもらえる演出も、プライベート空間ならではの贅沢な体験です。

その日の仕入れによって料理の内容は変わりますが、コースはまさに海と大地の恵みを巡る物語のように進んでいきます。例えば、ほぐした蟹の身と甘鯛を湯葉で包み、雲丹を添えた先付けから始まり、透き通る甘みが際立つ蟹刺し、日本海の恵みを感じる甘海老や甘鯛、本鮪の中トロなど、鮮度抜群の海の幸が続きます。

ほうじ茶で香り豊かに蒸し上げた蟹を三杯酢で味わう一皿や、香ばしさが食欲をそそる焼き蟹、蟹味噌とともに堪能する蟹しゃぶなど、蟹の魅力を余すことなく味わえる展開に心が躍ります。

締めくくりには、蟹の旨味が溶け込んだ雑炊が登場し、体の芯まで満たされる幸福感に包まれるかのよう。

食後には、ピスタチオのムースとシフォンケーキが彩り豊かに並び、いちごのピンクとピスタチオのグリーンが季節の訪れを感じさせてくれます。お腹がいっぱいでも、思わず口に運びたくなる贅沢が味わえます。

もちろん、小さな子ども連れでも安心して楽しめるのがこの出張料理の魅力。幼児や小学生であれば、ハンバーグやエビフライ、オムライスなどが並ぶ豪華なキッズプレートが用意され、大人も驚くほどの充実ぶり。周囲の目を気にすることなく、波音をBGMに家族や友人とゆっくり団らんできる時間は、旅先ならではの贅沢な思い出になりそうです。

なお、間人ガニのフルコースが味わえるのは、漁解禁翌日の11月上旬から3月20日頃までの冬季限定。山陰の冬の味覚を心ゆくまで堪能したい方には、ブランド活蟹フルコースも用意されています。さらに別施設では、カニマルシェプランも。ここでしか味わえない「蟹尽くしの夜」は、旅の記憶をより深く、豊かなものにしてくれるはずです。

2種の天然温泉に入り放題!

夕食の余韻に包まれたあとは、旅の楽しみをもう一段階引き上げてくれる温泉時間へ。ここで体験できるのは、性質の異なる2種類の天然温泉「金温泉」と「銀温泉」。隣り合うように配置されているため、湯めぐり気分で交互に入ることができ、まるで温泉スパのような贅沢な時間が叶います。食後にふらりと向かい、夜の静けさの中で湯に身を委ねるひとときは、日常から完全に切り離されたご褒美時間そのものです。

半露天風呂で楽しめる金温泉は、湯船に足を入れた瞬間にその個性を感じられます。ほんのりと鉄の香りが漂い、茶色がかったお湯が身体を包み込む感覚は、いかにも効能がありそうな頼もしさ。鉄イオンを豊富に含む含鉄泉で、貧血や慢性消化器の不調、冷え性や筋・関節のこわばりなどに良いとされ、さらに塩分を多く含む塩化物泉の性質も併せ持っています。入浴後も身体の芯からぽかぽかと温かさが続く保温力の高さは、海辺の夜風が心地よいこの地ならでは。波の音を遠くに感じながら湯に浸かる時間は、身体だけでなく心までゆっくりとほどけていくようです。

一方、内湯で楽しめる銀温泉は、対照的にやわらかく繊細な魅力を持つお湯。無色透明でやさしい肌あたりの湯には、天然の保湿成分として知られるメタケイ酸が豊富に含まれています。潤いを与え、肌の新陳代謝を促し、セラミドを整える働きがあることから「美肌の湯」「美人の湯」と呼ばれるのも納得。湯の中から立ち上る細かな気泡が肌をやさしく包み込み、まるで美容液に浸かっているかのような感覚を味わえます。入浴後に肌がしっとりと整う感覚は、思わず何度も入りたくなる心地よさです。

この2つの温泉を同じ滞在で楽しめる贅沢さは、ここならではの特別な体験。しっかり温まりたいときは金温泉、肌をいたわりたいときは銀温泉へ。そんなふうに、その時の気分で湯を選べるのも嬉しいポイントです。24時間いつでも入浴できるため、朝焼けの時間に静かに湯に浸かるのも、深夜に星空を思い浮かべながらゆったり過ごすのも自由。旅先の時間を自分のペースで楽しめる余白が、滞在をより豊かなものにしてくれます。

美食を味わい、温泉で癒される。そんなシンプルで贅沢な時間の積み重ねこそ、この旅が特別な思い出として心に残る理由なのかもしれません。

朝の海を眺めながら和朝食

翌朝は、海の気配を感じながら静かに始まる特別な朝食時間へ。目覚めたら2階のプライベートダイニングへ向かい、窓の向こうに広がる宮津湾の景色を眺めながら一日が始まります。天気が良ければ、空と海が溶け合うような青のグラデーションが広がり、朝の光が水面に反射してきらめく風景に思わず深呼吸したくなるはず。食事前に少し外を散歩すれば、潮風と朝日を浴びながら「旅先の朝」を実感できる贅沢なひとときが待っています。

朝食は、前夜の華やかなコースとは対照的に、身体にやさしく染み渡る和食スタイル。ここでも料理人が丁寧に準備してくれ、季節の野菜や丹後産の食材、提携生産者から届く厳選素材が並びます。湯気を立てる味噌汁の香り、ふっくら焼き上げられた魚の香ばしさ、ほっとするお漬物の塩気。華美ではないけれど、ひと口ごとに「こういう朝ごはんが食べたかった」と感じる滋味深さがあります。

なかでも印象的なのは、つるりと喉越しのよい出石そば。朝でも軽やかに食べられ、体をやさしく目覚めさせてくれます。前夜のごちそうで満たされた胃にも心地よく、旅の朝にぴったりの一品です。静かな海を眺めながらゆっくり味わう和朝食は、慌ただしい日常の朝とはまったく違う時間の流れを感じさせてくれました。

もちろん、子どもも同じ和食スタイルで楽しめるのが嬉しいポイント。ご飯もおにぎりにしてくれるなど小さな子どもが食べやすい形で提供されているので、安心して朝食の時間を楽しめます。周囲に気兼ねすることのないプライベート空間だからこそ、家族それぞれのペースでゆったり過ごせるのも魅力です。

夜は美食と温泉に満たされ、朝は海と和食に癒される…そんな理想的な滞在の締めくくりにふさわしい朝食時間。旅の余韻を感じながら、「また来たい」と自然に思える穏やかな朝がここにあります。

京都・天橋立観光も充実

滞在の楽しみは、宿での時間だけでは終わりません。少し足を伸ばせば、日本三景のひとつとして知られる絶景エリアが広がり、旅のワクワク感をぐっと高めてくれます。まず外せないのが、天橋立を一望できる展望スポット巡り。空へ向かって伸びる砂州を見下ろす“股のぞき”で有名な天橋立ビューランド と、反対側の山上にある傘松公園。同じ天橋立でも、見る場所によってまったく違う表情を見せてくれるのが魅力です。

そして、天橋立そのものを歩いて渡る体験もぜひ。宮津湾と阿蘇海を分ける約3.6kmの砂州には、約6,700本もの黒松が立ち並び、白砂青松の景勝地として知られています。木漏れ日の中を歩く散策路はどこか神秘的で、海の香りと風を感じながら進む時間はまさに癒しそのもの。途中には休憩できるお茶屋もあり、名物の智恵団子やぜんざい、黒ちくわなどを味わいながらひと息つくのも旅の楽しみです。

松並木の途中に現れるのが、知恵の神様として親しまれる智恩寺。扇子型のおみくじや文殊堂で知られ、学業成就や知恵授けを願う参拝客が絶えません。天橋立神社とあわせて巡ることで、自然と歴史が溶け合うこの土地の魅力をより深く感じられるはずです。

さらに足を延ばしたいのが、神話の空気を感じられる神社巡り。古くから元伊勢として信仰を集める元伊勢籠神社は、凛とした空気が漂う神聖な場所。その奥宮にあたる真名井神社 は、日本最古級のパワースポットともいわれ、約3,000年の歴史を持つと伝えられています。境内に佇む磐座や「天の眞名井の水」は特に有名で、縁結びや延命長寿、五穀豊穣のご利益があるとされる神秘的な場所。観光地の賑わいとは異なる静けさに包まれ、思わず背筋が伸びるような特別な時間を過ごせます。

絶景、歴史、グルメ、そして神秘的な空気。宿での贅沢な時間に加え、周辺観光まで満喫できるのが、この旅の魅力です。美味しい蟹と温泉を楽しんだ翌日は、天橋立の自然と歴史を巡る小さな冒険へ。そんな流れが、この旅をさらに忘れられないものにしてくれるはずです。

 

オーベルジュヴィラSOSO

〒626-0225

京都府宮津市日置3101

TEL 0772-27-1101 / 受付時間 9:00-18:00

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