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災害に備える!地震に強い、令和の最新住宅情報を解説

年々増加する地震や台風、豪雨といった自然災害に備え、住まいに求められる機能も進化を遂げています。特に令和の現在は、耐震性にとどまらず、電力確保や備蓄性など「暮らしの継続力」が問われる時代。今回は、不動産や建築に携わるインベイックス株式会社への取材をもとに、「災害に強い最新住宅」について、分かりやすく解説します。

昭和・平成・令和で進化する住宅性能

自然災害の多さに比べて備えが不十分だったといわれているかつての日本の住宅。昭和の時代は、建築基準がまだ緩やかで、耐震性能に対する意識も今ほど高くなかったとされています。しかし1995年の阪神・淡路大震災以降、住宅の耐震化は急速に進み、平成時代は「耐える家」がスタンダードとなりました。そして、令和の今。住宅は地震に耐えるだけでなく、「守る」「支える」機能が求められています。インベイックス社によると、揺れを受け流し・軽減する「免震構造」や、災害時のライフライン維持を視野に入れた太陽光発電・V2H(電気自動車と住宅間で電力をやりとりするシステム)など、住宅そのものが「レジリエンス(回復力)」を持つ方向へ進化しているといいます。

災害に強い家の必須ポイントとは?

では、実際に「災害に強い家」とは、どのような要素を備えているのでしょうか。まず、地震対策としては「耐震」「制震」「免震」のいずれか、あるいは複数を組み合わせた構造が基本です。中でも「新・免震工法」は、導入コストを従来の約半分に抑えつつ、高い免震性能を実現。再生プラスチック材の活用や薬剤不使用など、環境にも配慮された工法で、液状化リスクにも対応しています。

V2Hシステムは、V2スタンドを通じて太陽光で発電した電力を電気自動車に充電したり、電気自転車から家庭へ電力を供給することが可能。

加えて、太陽光発電+蓄電+V2Hシステムを取り入れれば、停電時にも一定の電力を確保でき、日常に近い生活を維持可能。また、給湯システム「エコワン」は、ガスと電気のハイブリッド型で、災害時でもどちらかが機能すればお湯を沸かせるのが強み。タンクに貯めたお湯は、生活用水としても活用できます。

備蓄スペースとローリングストックの有効活用

災害時に備えて、食料や生活必需品の備蓄も重要なポイント。例えば、住宅設計の段階からパントリーや床下収納などを取り入れ、ローリングストックを実践しやすくする工夫が広がっています。インベイックス社では、可動棚を採用したパントリー設計や、キッチン周辺の効率的な収納配置を提案。最低でも3日分、理想的には1週間分の備蓄を前提にした容量設計が推奨されています。

光熱費の節約と日常の快適さも両立

災害対策を強化すると同時に、令和の住宅は光熱費の節約という面でも大きなメリットがあります。今回、取材に協力してくれたインベイックス社のモデルハウスでは、泡断熱材による高断熱・高気密の設計を標準装備。外気の影響を受けにくく、冷暖房の稼働を最小限に抑えることも可能なのだとか。実際、旧世代の住宅と比べ、年間で数万円以上の電気・ガス代を削減できるケースも少なくありません。

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話題の「ローコスト住宅」、安全性は?

最近人気のローコスト住宅。価格の魅力は大きいですが、防災面で見ると一長一短です。安価な素材や簡素な工法が使われることもあり、長期的な安全性や耐久性に不安が残る場合も。災害時の安心を優先するなら、建築時にどこにコストをかけるべきか、長期的な視点で判断することが重要です。インベイックス社では、限られた予算の中でも免震や省エネ性能を確保する提案をしており、「安かろう悪かろう」にならない住宅づくりを目指しているそうです。

 

最新モデルハウスに見る未来型住宅

今回取材したインベイックス社が展開する最新モデルハウスでは、免震構造に加え、太陽光発電やV2Hシステム、ガス・電気のハイブリッド給湯器「エコワン」、断熱等級6、一次消費エネルギー等級6の仕様を完備。災害が発生しても、翌日から日常に戻れるレベルの備えが整っており、「命を守る」だけでなく「暮らしを守る」住まいとして注目されています。「この家なら、大きな地震が来ても不安がない」「エネルギーの自給自足ができるのがありがたい」など、安心感と納得感の高さがこれからの時代、あらためて重視されそうです。

災害とともに生きる時代に求められる家とは

 

自然災害が日常的に起こりうる日本で、「災害に強い家」は「特別」ではなく、「あたりまえ」になりつつあります。耐震から始まり、省エネや再エネ、免震、備蓄スペース、そしてレジリエンス性までを備えた住宅は、これからの「安心のカタチ」。今は災害がないから「いつかでいい」はなく、「いま」から考えるべき家づくり。インベイックス社のような企業の技術と提案力が、多くの人の暮らしを支える一助となっています。

家は、家族を守る大切な居場所。日々の安心と未来の安全を見据えた家づくりについて、あらためて考えてみてはいかがでしょうか。

 

取材協力:インベイックス株式会社

 

 

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