俳優・松本潤さんが登場するオープニングムービーでも注目を集めている、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」。その展示のひとつである「万博漬け」の漬け作業開始を記念し、6月6日の「梅の日」に特別式典が開催されます。和歌山の梅と天草の天然塩がコラボした“食のタイムカプセル”とは?未来へ思いを託す、心あたたまる取り組みに注目です。
小山薫堂氏が贈る“食の未来体験”
現在開催中の大阪・関西万博で、小山薫堂さんが手がけるシグネチャーパビリオン「EARTH MART」。“いのちをつなぐ”をテーマに、食文化の未来を考える場所として展開される「EARTH MART」に展示されている「万博漬け」は、万博の開催地・夢洲で実際に漬けられる梅干しのこと。来場者には、2050年にその梅干しと交換できる引換券が配布され、まさに“食べられるタイムカプセル”として、未来に想いをつなぐ特別な体験を提供しています。
梅と塩が出会う奇跡のコラボ
記念式典が行われるのは、6月6日の「梅の日」。奈良時代に梅を天皇に献上した記録にちなんで制定された、梅に感謝する特別な日に、「EARTH MART」前では華やかなセレモニーが行われます。ここに登壇するのは、「EARTH MART」のテーマ事業プロデューサー・小山薫堂氏、梅の提供元である「紀州梅の会」の会長・真砂充敏氏(田辺市市長)、そして天然塩「あまくさンソルト」の提供元である熊本県天草市の馬場昭治市長。さらに、梅の若手生産者グループ「若梅会」や、塩づくりに携わる職人たちも集結し、まさに“食の匠”たちが夢洲に集まる場となります。記念式典では、実際に夢洲の会場内で梅を塩漬けする「万博漬け」の実演するなど見どころ満載。2025年に和歌山県で収穫される新鮮な青梅を、天草の海から得られるミネラル豊富な天然塩で漬け込みます。
世界に誇る伝統技術が融合
梅の生産量日本一を誇る和歌山県。なかでも「紀州梅」は、江戸時代から続く伝統的な農法によって育てられ、2015年には「みなべ・田辺の梅システム」として世界農業遺産に認定されているのだとか。土壌や気候を活かしながら、持続可能な農業を実現するこの取り組みは、今年で10周年を迎えたそうです。一方の天草は、有明海、八代海、東シナ海という異なる性質の海に囲まれた、塩づくりに最適な土地。古墳時代から続く製塩の歴史を持ち、今回の万博漬けでは、複数の製塩職人たちが作るブレンド塩「あまくさンソルト」が使用されました。この塩には、精製塩にはないさまざまなミネラルが含まれており、梅の風味を一層引き立ててくれます。
タイムカプセルに込めた願い
「EARTH MART」では、梅干しの引換券に加え、来場者に「未来へのメッセージ」を記入してもらう「絵馬カード」も配布。記入されたカードは展示され、万博終了後に熊野本宮大社でご祈祷された後、紀州梅の会によって2050年まで梅干しと共に保管されます。このプロジェクトは、食の記憶と共に心のメッセージも未来へ届けるという、まさに“食×祈り×未来”が融合した取り組み。時間を超えて誰かとつながる、その温かい仕組みに注目が集まっているようです。
ご当地キャラでさらに盛り上げる
式典には、熊本県の営業部長・くまモンと、和歌山県のPRキャラクター・きいちゃんも登場予定。会場を和ませ、子どもから大人まで大人気のご当地キャラも必見です。記念式典に行かれる方は、くまモンやきいちゃんのグッズを持っていけば、万博の楽しみ方がさらに広がりそうです。くまモングッズは、ぬいぐるみやバッグ、Tシャツなど定番アイテムに加え、梅雨の時期には傘もおすすめ。
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きいちゃんグッズは、フェイスタオルやTシャツなど、日常使いにもぴったりなラインナップです。
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かわいいグッズと一緒に、未来へとつながる「万博漬け」のストーリーを体験してみはいかがでしょうか。
食の知恵と伝統を未来に届ける「万博漬け」。その始まりを告げる記念式典は、地域の誇りと技術、そして人々の思いがぎゅっと詰まった時間です。2025年、夢洲でしか味わえない“未来への一粒”を、ぜひ体験してみてください。