TEAPOT MAGAZINE

見たい!行きたい!知りたい! |旅行・おでかけを中心に情報発信!「風の時代」を楽しむライフスタイルマガジン ♪

羽生結弦の言葉が照らす生きる意味とは。書籍『拝啓 羽生結弦さま』

トップアスリートであり、表現者としても進化を続ける羽生結弦さん。その内面に、ここまで深く触れた書籍が、2月17日に発売。エッセイ集『拝啓 羽生結弦さま』は、20年以上フィギュアスケートを取材してきたノンフィクション作家、宇都宮直子さんが真正面から羽生結弦さんと向き合った一冊です。演技の裏側にある思考、生き方、そして未来への眼差し。その言葉は、競技の枠を超え、読む人それぞれの人生に静かに寄り添います。

20年の取材が紡ぐ軌跡

「人の命って、けっこう簡単になくなる。だから、ちょっとでも生きる方向に、
ずっとずっと導いてあげられるような演技をし続けたい」 ──羽生結弦(本文より)

本書は、宇都宮直子さんが長年にわたり積み重ねてきたスケート取材の集大成とも言える内容。連載や専門誌に発表してきたエッセイを土台に、新たな原稿を大幅に書き下ろし、羽生結弦という存在を多角的に描いています。競技成績や技術解説にとどまらず、指導者や関係者への丁寧な取材、著者自身の観戦体験を通して浮かび上がるのは、常に探究をやめない一人の表現者の姿。勝利や称賛の裏にある葛藤や迷いも含め、羽生結弦さんのこれまでの歩みが、静かな熱をもって語られています。

 

2万字超!独占ロングインタビュー

本書最大の読みどころは、2万字を超える独占ロングインタビュー。プロアスリートとしての覚悟、日々のメンテナンスへの向き合い方、滑り続ける理由。そこには、表舞台では語られることの少ない、率直な思考が収められています。特に印象的なのは、生きることそのものに対するまなざし。演技を通して何を届けたいのか、なぜ挑み続けるのか。その言葉は、誰かを奮い立たせるための強さではなく、共に立ち止まり、考えるための誠実さに満ちています。読む人は、羽生結弦さんの声に耳を傾けながら、自分自身の生き方とも自然に向き合うことになりそうです。

見逃さないでほしい。写真が語る一瞬の真実

文章と並び、本書の世界観を支えるのが美麗なグラビア。アイスショーやツアーで撮影された未公開カットを含む写真の数々は、言葉とは異なる角度から羽生結弦の魅力を伝えます。撮影を手がけたのは小海途良幹さん。氷上での緊張感、演技後の静けさ、ふとした瞬間に見せる柔らかな表情。その一枚一枚が、時間を止めたような存在感を放ち、読み進める手を何度も止めてしまいます。視覚と文章、その両方で味わう贅沢な構成となっている点も見どころです。

[rakuten:book:21837386:detail]

今を生きる人に読んでもらいたい一冊

『拝啓 羽生結弦さま』は、フィギュアスケートファンのためだけの本ではく、努力する意味がわからなくなったとき、立ち止まることに不安を感じたとき、そっと背中を押してくれる言葉が、たくさん詰まっています。競技を離れた今も、探究者として進み続ける羽生結弦さん。その姿勢は、年齢や立場を問わず、多くの人の心に響きます。何かを大切に思い、真剣に向き合ってきた人ほど、この一冊から受け取るものはきっと大きいはずです。

Photo by Masaki Fujioka

著者である宇都宮直子さんは、医療や教育、動物、スポーツと幅広い分野で取材と執筆を続け、特にフィギュアスケート取材は20年以上に及ぶベテラン作家。本書は4色刷り32ページに加え、1色刷り224ページで構成されています。2月17日に発売されますので、ぜひチェックしてみてくださいね。「羽生結弦」という存在を通して、自分自身の生き方を見つめ直す。そんな静かな読書体験を届けてくれる一冊です。

 

『拝啓 羽生結弦さま』

[著 者]宇都宮直子

[ページ]4C32P+1C224P

[定 価]2420円(本体2200円+税10%)

[発売日]2026年2月17日

<内容>

フォトギャラリー

とても短いまえがき

 

第一章 王者の足跡

賛歌を彼に/二幕が始まる

 

第二章 ロシアより愛を込めて

はじめの一歩/重鎮ふたり

 

第三章 都築章一郎の言葉

心配はいらない/絶対王者/別格/ストックホルムの話/8分の1/Merry Christmas 神の領域/9歳の少年/芸術家の行く先/成長の行方/RE_PRAY

 

第四章 唯一無二

GIFT/心に刺さる/Echoes of Life

 

第五章 羽生結弦は語る

うまくなりたいから仕方ない/これからどこへ向かうのか/幸せを探していく/すごく頑張って生きてきた もっとうまくなれるように/表現を思考する/東日本大震災/明日も生きよう

 

第六章 探究者に捧ぐ

ゼビオアリーナ仙台/The First Skate/1センチ

 

とても短いあとがき

見たい!行きたい!知りたい!
「風の時代」を楽しむ
ライフスタイルマガジン
© TEAPOT MAGAZINE