文京区・目白台にある「肥後細川庭園」で、秋の風物詩となった紅葉ライトアップイベント「ひごあかり」が、2025年11月22日(土)から30日(日)まで開催。池泉回遊式庭園を包む紅葉と雪吊りが光に照らされ、幻想的な風景を演出。竹あかりのオブジェや熊本の伝統文化、スイーツ販売など、秋の夜を五感で楽しめる催しが盛りだくさんです。
紅葉と雪吊りが輝く、夜だけの特別な庭園

文京区立肥後細川庭園は、江戸時代から続く歴史ある庭園。目白台の起伏を活かした池泉回遊式庭園には、四季折々の自然が息づきます。毎年秋に行われるライトアップイベント「ひごあかり」は、2016年の初開催以来、多くの来園者を魅了してきました。今年も9日間限定で、日中とは異なる幻想的な光景が広がります。ライトアップでは、紅葉や松の雪吊りが立体的に浮かび上がり、水面には光のゆらめきが映り込みます。自然と光が調和するその風景は、まるで絵画のよう。庭園入口の「松聲閣(しょうせいかく)」では、日比谷花壇による華やかな花の装飾が施され、来場者を温かく迎え入れます。夜の静けさに包まれながら、光と花が織りなす癒しの時間を体感できるでしょう。
熊本との絆を感じる、灯りと伝統の共演

肥後細川庭園は、かつて熊本藩細川家の下屋敷があった場所。その歴史的なつながりを背景に、「ひごあかり」では熊本県や山鹿市などと連携した特別な企画が行われます。熊本の伝統文化を伝える展示「悠久のときを綾なす細川文化展」では、細川家ゆかりの資料や文化財をストーリー仕立てで紹介。先着900名には記念ノベルティのプレゼントも用意されています。

さらに、22日(土)・23日(日)には熊本・山鹿市で400年以上続く「山鹿灯籠まつり」の踊りが特別披露されます。頭上に金色の灯籠をのせて舞う姿は、静寂の庭園にひときわ幻想的な輝きをもたらすでしょう。

また、熊本県の伝統工芸である「山鹿灯籠」の製作実演も実施。和紙と少量ののりだけで作られる繊細な工芸品が、職人の手によってその場で生み出される様子は必見です。灯りに込められた想いや技を間近で感じることができます。
竹あかりワークショップで秋の思い出を

期間中は、全国で竹あかりを手がける「CHIKAKEN(ちかけん)」によるアーティスティックな竹あかりオブジェも登場。庭園全体がやわらかな光で包まれ、まるで光の森のような雰囲気に。また、22日(土)には「竹あかり作りワークショップ」も開催されます。電動ドリルを使って竹に穴をあけ、自分だけの灯りを制作する体験は、子どもから大人まで楽しめる人気イベント。親子での参加もおすすめです。参加費は無料、定員は各回15名。公式サイトからの事前申し込み制となっており、定員に達し次第受付終了となります。
上生菓子と抹茶で味わう秋のひととき

紅葉狩りのあとは、庭園内の喫茶「椿」で一服を。期間限定で、熊本独自の花「肥後六花」をモチーフにした上生菓子と抹茶のセット(1服1,000円)が販売されます。丁寧に作られた和菓子と香り高い抹茶が、光の余韻に浸る時間をさらに豊かにしてくれます。
昼は10時から16時、夜は17時30分から20時まで提供。夜の部ではライトアップを眺めながら味わえるのも魅力です。数量限定のため、早めの来店がおすすめです。
ボランティアガイドが案内する庭園散策

ライトアップ初日の22日(土)と、29日(土)には、ボランティアガイドによる無料ツアーも実施されます。庭園の見どころや歴史を30分ほどで解説してくれるため、初めて訪れる方にもぴったり。集合場所は松聲閣入口で、当日先着順の受付です。紅葉を眺めながら、ガイドの語りとともに肥後細川庭園の魅力を再発見できる貴重な機会です。
光・伝統・自然が織りなす秋の夜へ

夜の庭園に広がる光と影、そこに流れる静寂。「ひごあかり」は、単なるライトアップではなく、自然・伝統・文化が一体となった体験型のイベントです。熊本との絆を感じる催し、竹あかりのあたたかさ、そして紅葉の美しさが融合する空間で、秋の終わりをゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。肥後細川庭園は、アクセスも便利で、東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」または「護国寺駅」から徒歩圏内。歴史と自然に包まれた静謐な庭園で、光が導く幻想の夜を体感してみてください。
文京区立肥後細川庭園 秋の紅葉ライトアップ「ひごあかり」
開催期間:2025年11月22日(土)~11月30日(日)
会場:文京区立肥後細川庭園
住所:東京都文京区目白台1-1-22)
点灯時間:17:30~20:30(最終入園20:00)
入園料:300円(未就学児無料) ※ライトアップ期間中の特別料金
