子どもが憧れる仕事を実際に体験できる場所があったら。そんな夢をかなえてくれるのが、千葉市幕張にある屋内型仕事体験テーマパーク「カンドゥー幕張」。パイロットや警察官、モデル、ユーチューバーなど、約30種類の仕事体験を楽しめるこの施設は、遊びながら社会の仕組みを学べるのが魅力。カンドゥー内で使用できる専用通貨「カッチン」を稼ぎ、働く楽しさまで体感できるため、子育て世代から注目を集めています。今回は、実際に訪れて感じた魅力や体験の様子を、親子目線で詳しくレポートします。
幕張豊砂駅すぐの体験テーマパーク

カンドゥー幕張は、JR幕張豊砂駅を降りてすぐのイオンモール幕張新都心エキマエ3階にある、屋内型仕事体験テーマパーク。駅からすぐの場所にあるためアクセスも良く、天候を気にせず遊べるのがうれしいポイントです。
パーク内では、パイロットや警察官、医者、モデル、レーシングドライバーなど、子どもたちが一度は憧れる職業を本格的に体験することができます。仕事を終えるとカッチンを受け取り、そのカッチンで買い物までできる仕組み。遊びにとどまらず、働くことやお金の大切さを自然に学べるのが大きな特徴です。屋内施設なので、小さな子どもがいる家庭でも安心。親子でたっぷり楽しめるテーマパークとして、週末には多くの家族連れでにぎわっている人気スポットでもあります。
事前予約必須!入場までの流れは?

カンドゥーは、入場時間が2部制となっており、第1部は10時から14時30分まで、第2部は15時30分から20時まで。今回は、第2部の時間帯で予約をしました。週末は特に第1部の人気が高く、事前予約が必要です。公式ホームページでは混雑の目安も確認できるので、予定を立てる際の参考になります。今回予約した際の集合時間は、14時55分だったので、少し早めに到着してフードコートでランチをしました。集合時間からすぐに入場したい場合は、12時頃から現地で配布される整理券を受け取っておく方法もあります。

エントランスで受付を済ませると、「カンドゥーおしごとIDカード」と「QRカード」、そして館内マップを受け取ります。いよいよここから子どもたちの仕事体験がスタート!

受付の後は、館内に設置された予約機で体験したい仕事を予約します。人気のアクティビティは早く埋まることもあるため、最初にチェックしておくのがポイント。館内には予約状況が確認できるサイネージもあり、空き時間を見ながら計画的に回ることができます。なお館内への持ち込みは基本的に不可ですが、水筒は持ち込み可能です。
迷ったらコレ!子どもに人気の仕事体験
数ある仕事の中でも、特に人気が高いのが「モデル」と「アイスクリームメーカー」。子どもたちが選んだ衣装を身にまとい、ランウェイを歩くファッションモデル体験は、予約枠があっという間に埋まってしまうほど。

照明と音楽に包まれながら歩く姿は、まるで本物のファッションショーのようです。少し緊張した子どもたちの表情から、歩き終えた瞬間の誇らしげな笑顔まで、見守る家族の心もほっこり。もしモデル体験が満席だった場合には、舞台で踊るダンサー体験もおすすめ。大きなステージで思い切り体を動かす姿に、子どもたちの自信がぐんと高まるのを感じるはずです。

そしてもう一つの人気体験が、「アイスクリームメーカー」。冷たい石板の上でアイスクリームとフルーツやチョコレートを混ぜ合わせ、自分だけのオリジナルデザートを作ります。歌いながら作る演出も楽しく、見ている側も思わずニッコリ。大人もお客として参加できるため、親子で楽しめる体験として人気を集めています。ほかにも、レーシングドライバーやボートレーサーなどのスポーツ系アクティビティ、医者体験や研究員体験など、子どもの興味を刺激する仕事が豊富にそろっています。
未来型消防士になってカンドゥーのまちを守る

さまざまなアクティビティがある中で最初に体験したのは、近未来の消防士をテーマにしたイマーシブファイアファイター。

近未来の消防士をイメージしたコスチュームに着替え、ヘルメットとスマートフォン型のデバイスを装着します。

隊長の指示を聞きながら、さっそく出発。パーク内をパトロールし、デバイスをかざして火災の原因になりそうな火種を探していきます。

ここで学べるのは、火を消すことだけが消防士の仕事ではないということ。火事を未然に防ぎ、人の命を守ることが本当の使命なのだと、体験を通して理解していきます。後半では火災現場での救助ミッションも。

煙の中を進みながら救助に向かう本格的な体験は、子どもたちの表情も真剣そのもの。遊びながら社会の役割を学べる、印象的な体験でした。
新アクティビティの自衛隊も要チェック

続いて挑戦したのは、2025年12月から新アクティビティとして登場した自衛隊員の仕事体験。迷彩柄の本格的な自衛隊服に着替えた子どもたちは、まるで本物の隊員のような姿。

まずはクイズ形式で自衛隊の役割や活動について学び、その後は実際の訓練を体験していきます。

マイクロスコープを使った調査や荷物の運搬など、ミッションは本格的。

ときには緊急指令が入り、担架で人を運ぶ人命救助を行う場面もあります。声を掛け合いながら協力してミッションをクリアしていく姿はとても真剣で、いつもとは違う子どもたちの姿に成長を感じられるかもしれません。

実はこの自衛隊体験は、千葉県のカンドゥー幕張だけでなく、宮城県のイオンモール新利府にあるカンドゥー新利府でも体験することができます。

2025年に登場した「自衛官(カンドゥー新利府)」は、自衛隊宮城地方協力本部と連携して作られたアクティビティ。本物さながらの衣装を身に着け、街を守る自衛官になりきる体験ができます。

作戦会議を行ったり、不審な存在を追い払ったり、さらにはほかの仕事と協力して街を復旧するミッションに挑戦するなど、普段の生活ではなかなか触れることのない自衛隊の仕事を学べる貴重な機会となっています。遊びの中に社会の役割を学ぶ要素がしっかり組み込まれているのも、カンドゥーの魅力のひとつです。
月面基地開発プロジェクトや宇宙センタークルーにも注目

さまざまな仕事ができるカンドゥーで、ぜひ体験してもらいたいのが宇宙関連のアクティビティ。未来の宇宙開発に関わる「月面基地開発プロジェクト」というスペースミッションの舞台は、2050年の未来という設定です。

月面旅行ができる時代になったものの、まだ月には宿泊施設がない…ということで、遠隔操作で月面にホテルを建設するというミッションに挑戦します。

専用のコスチュームに着替えたら、宇宙船のコックピットのような空間ネオテックラボへ。モニターを見ながらボタンを押したりレバーを操作したりして、月面にある隕石をどかしながら建設作業を進めていきます。

ホテルの周りに樹木や花壇を配置していくと、だんだんと未来の月面ホテルが完成していきます。地球を見ながら遠隔操作を行うという設定は、まるで宇宙開発の現場にいるような感覚。子どもたちの想像力を刺激する、ワクワク感あふれる体験です。

そしてもう一つの宇宙の仕事が、スペースセンタークルーのアクティビティ。宇宙航空研究機関(JAXA)の全面協力によって作られた本格的な宇宙ミッション体験です。

子どもたちはJAXAのロゴ入りのジャケットと帽子を着用し、カンドゥーのスペースセンターへ。ここでは国際宇宙ステーションと通信を行いながら、補給船を搭載したロケットを宇宙へ打ち上げる任務を担当します。大きなロケットを操作する過程では、音響や演出もあり、宇宙センターの管制室にいるかのような臨場感も。宇宙開発の仕事を疑似体験できる、非日常感あふれるアクティビティです。
まだまだある!ワクワクが盛りだくさんの仕事体験

その他にも、見逃せない仕事体験がいっぱい。実際の旅客機をイメージしたコックピットに座り、航空機の操縦に挑戦する「パイロット」では、ボーイング787をモデルにしたフライトを体験。離陸から飛行までを体験できるプログラムは、飛行機好きの子どもにとって特別な時間となりそうです。

さらに、「ドローン操縦士」の体験では、本物のドローンを操作しながら動かしていきます。最近では災害調査や物流など、さまざまな分野で活躍しているドローン。遊びながら最新技術に触れられるのも魅力のひとつです。

カンドゥーでは、予約機で体験を予約すると、次に予約できる時間が表示される仕組みになっていますので、子どもがお仕事を体験している間に保護者が次の予約を取ることも可能です。

スマートフォンからも予約の空き状況を確認できるため、隙間時間に次の体験を計画できるのも便利なポイントです。

人気の仕事は予約が必要ですが、すべてのアクティビティが予約制というわけではありません。例えば、生地を伸ばし、具材をのせて焼き上げる工程を体験できるピザ作り体験など、予約なしで参加できるアクティビティも用意されています。また、予約枠に空きがあれば、その場で参加できる仕事もあるので、思いがけず新しい仕事に出会えるのも、カンドゥーの楽しさのひとつです。
お誕生日特典が用意されていたり、大人がお客さまとして参加できるアクティビティもあります。どの仕事に挑戦するかを事前に親子で相談しておくと、当日の楽しみもより大きくなりそうです。
働くことの楽しさを体感する学びのテーマパーク

仕事体験を終えると、子どもたちはお給料としてカッチンを受け取ります。カンドゥーのショップでは、そのお金を使って買い物が可能。自分で働いて得たカッチンで何かを買うという経験は、子どもにとってとても特別なものです。

もちろん、館内にはカフェスペースやレストランもあり、休憩しながらゆったり過ごせます。2歳以下の子どもが遊べるトドラーエリアもあるため、兄弟姉妹連れの家族でも安心です。

遊びながら社会の仕組みを学べるカンドゥー幕張。仕事を体験し、お金を稼ぎ、買い物をするという一連の流れを体験することで、きっと子どもたちは自然と働くことの意味を理解していきます。自分の好きなことを見つけたり、将来の夢を想像したり。そんなきっかけを与えてくれるのも、この場所の魅力ではないでしょうか。子どもの成長を感じたいと思ったら、ぜひ足を運んでみてください。
※記事内の画像は許可を得て撮影しています
カンドゥー幕張
千葉県千葉市美浜区豊砂1-5 イオンモール幕張新都心 エキマエ3階
最寄り駅:JR京葉線 幕張豊砂駅
