子どもたちの自由な発想が、未来の社会を動かしていく……そんな思いが込められた無料イベント「NORITAINA!IKITAINA!」が、2025年8月23日に神戸で開催されます。テーマは、未来のモビリティと旅。ワークショップやクルーズ体験を通して学び、考え、感じる特別な時間が用意されています。参加者には大阪・関西万博の一日入場券もプレゼント。夏休みの思い出に、未来へつながる体験をご紹介します。
子どもたちの「のりたい・いきたい」を応援

2025年8月23日(土)、神戸にて開催される、未来の移動や交流をテーマにした親子参加型イベント「NORITAINA!IKITAINA!(のりたいな!いきたいな!)」。共催するのは、神戸市、JTB、そして移動技術の最前線を担う川崎重工業。これまで神戸の海と空の玄関口として街の発展を支えてきた“港”を舞台に、交通の歴史や未来の乗り物を学べるコンテンツが揃います。そしてこのイベントの目的は、神戸の地に根ざした交通の文化を再発見し、子どもたち自身が「未来の社会」を主体的に思い描くきっかけを提供すること。普段の教室では得られない、リアルでわくわくする学び時間を満喫できるのもポイントです。
船の上で未来を語る特別なひととき

まず注目したいのが、神戸海洋博物館内の「カワサキワールド」で学ぶ、陸・海・空のモビリティ技術。飛行機、鉄道、ロボットなど、川崎重工が手がけてきた乗り物に触れながら、過去から未来へつながる交通の系譜を体験的に理解することができます。その後は神戸港中突堤から「ルミナス神戸2」に乗船し、海上でのワークショップがスタート。瀬戸内海を望む景色のなか、船内では未来の旅や移動の可能性について親子で話し合ったり、万博パビリオンの紹介に触れたりと、多角的な視点からモビリティを考える時間が設けられています。このルミナス神戸2は、2025年4月より開始された神戸~夢洲間のベイクルーズ航路。大阪・関西万博の会場「夢洲」へ向かう実際のルートを通じて、「移動することの楽しさ」「人と場所をつなぐ力」を感じることができます。
参加すれば、大阪・関西万博に行けるチャンスも!
今回のイベントは、神戸市内在住の小学生〜中学生とその保護者が対象。抽選制ではありますが、当選者100組200名にはうれしい特典が用意されています。その特典とは、住友ゴム工業から神戸市に寄贈された「大阪・関西万博の一日入場券」。イベント参加者全員に配布されるこのチケットで、未来の社会を実際に体験しに行くチャンスが広がります。参加者にはイベント当日にチケットIDが渡され、自分の都合に合わせて万博を訪れることができるという点も魅力です。この一日入場券は、パビリオン予約などの万博公式サイトでの手続きが必要なため、家族で相談しながらお出かけ計画を立てる楽しさも。まさに、「学ぶ」だけでなく「実際に行動につなげる」未来志向のイベントといえるかもしれません。
子どもたちの未来を、海と港から考える
神戸市が長年取り組んできた、空港や港を活かした都市の未来づくり。今回のイベントは、その流れの中にある「学びの交流事業」として位置づけられています。JTBが掲げる「交流創造事業」という考え方は、人と場所が出会うことで地域に新たな価値が生まれるというもの。移動が生み出す「出会い」と「発見」に焦点を当てている点も、今回のワークショップの核にあります。大阪・関西万博にて「移動本能」というコンセプト展示を行うなど、移動の未来に真正面から向き合ってきた川崎重工業。モビリティは単なる技術ではなく、人の心や暮らし、そして地域の未来までも変えていく可能性を持っている。そのことを、親子で実感できる機会となるはずです。
申込は公式サイトから、8月1日まで
参加申し込みは、神戸市の「おでかけKOBE」専用サイトから可能です。募集期間は2025年8月1日まで。応募者多数の場合は抽選となり、当選者には8月6日までにメールで連絡があります。

【開催日】2025年8月23日(土)9:00~12:30
【対象】神戸市内の小学1年生〜中学3年生とその保護者
【定員】100組200名(抽選制)
【参加費】無料
【特典】大阪・関西万博の一日入場券(当日配布)
※「のびのびパスポート」を持参のうえご参加ください
※集合場所に駐車場はありません。公共交通機関や近隣の有料パーキングをご利用ください
※帰りは天保山で解散。交通費は各自負担です
夏休みに、親子で“未来の社会”へ旅立とう
テクノロジーが発展し、社会が大きく変わりゆく中で、子どもたちがどんな未来を描き、どんな世界をつくっていくのか。その出発点になるのが、こうした体験型の学びです。神戸の街、そして大阪・関西万博というリアルな舞台を通じて、「移動」や「交流」の意味を親子で見つめ直す絶好のチャンス。この夏、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
