英国王室とも縁が深いラグジュアリー客船「クイーン・エリザベス」が、2025年春、大規模リニューアルを実施。新設のウェルネスカフェやアップグレードされたスイートルームなど、上質な船旅がさらに進化を遂げました。日本周遊クルーズやマイアミ発のカリブ海クルーズとシアトル発のアラスカクルーズの開始に向けて行わたという今回のリニューアルについて、歴史あるクルーズライン「キュナード」が描く“進化するクラシック”な船旅の魅力とともにご紹介します。
時を超える英国ラグジュアリーの象徴
英国王室を思い浮かべる人も少なくない「クイーン・エリザベス」。その名を冠するこの客船は、長い航海の歴史を持つクルーズライン「キュナード」のフラッグシップのひとつとして知られています。グランドロビーには英国王族の肖像やアートが飾られ、船内を歩くだけでも優雅な歴史を感じさせる……そんな由緒ある船が、2025年春、大規模なリニューアルを終えて再登場しました。
こだわりの空間で過ごす特別な時間
「グリル・スイート」と呼ばれる上級客室の内装が刷新され、より洗練された空間へと生まれ変わった今回のリニューアル。高級ホテルのような家具や細部にこだわった装飾が施され、非日常の時間を彩ります。
また、コモドアー・クラブやクイーンズ・ルーム、ガーデン・ラウンジ、ザ・パビリオンなどの特別な空間も一新。クルーズ旅の醍醐味である「海と過ごす時間」が、より快適で贅沢なものとなっているのも見どころです。
船上で出会う“ウェルネス”という新体験
今回の改装で新たに導入された「ザ・パビリオン・ウェルネス・カフェ」は、健康と持続可能性を意識したメニューが楽しめるスペース。植物性食材やオーガニック食材を取り入れた料理は、旅の途中で心と身体をリセットしたい方にぴったり。さらに注目は、雑誌『ハーパーズ・バザー』と連携したウェルネスプログラム。リラクゼーションから活力の回復までをテーマにした3日間の体験が用意されており、現代人に求められる“休息のかたち”を提案しています。
舞台、音楽、アートが生きるエンタメ空間
さらに乗客が無料で鑑賞できる劇場「ロイヤル・コート・シアター」では、名作映画『グレイテスト・ショーマン』の楽曲を中心にした演目が大人気。
プロのダンサーや歌手による本格的なステージは、船旅を特別な思い出へと昇華させてくれます。そのほかにも、無料で楽しめるサウナ、船上ライブラリー、屋外プールなど、多彩な施設が充実。まるで“動く高級リゾート”のような体験が広がっています。
横浜港で広がる“海の社交界”体験
さらに注目したいのが、現在横浜で開催中の「キュナード 横浜ジャック」。クイーン・エリザベスの日本発着クルーズシーズンを記念した期間限定の特別イベントで、横浜マリンタワーをはじめ、港町の象徴的な4施設とコラボレーションし、写真展や限定フード、展望チケット割引など、多彩な企画が展開されています。普段は遠くに感じるクルーズの世界を、身近に体験できる貴重なチャンスです。
“憧れの船旅”は、今すぐ手が届くところに
185年の歴史を誇る華やかさと伝統、そして時代に寄り添う柔軟さ……旅行以上の体験を提供してくれるキュナードのクルーズ。今回のリニューアルを経たクイーン・エリザベスは、「いつかは乗ってみたい」を「今こそ乗りたい」に変えてくれる存在かもしれません。クラシカルでありながら進化し続ける海の旅に、今後も注目です。
クルーズに映える“旅の相棒”を選ぶ楽しみ
特別なクルーズ旅には、その世界観にふさわしいスーツケースを選びたいもの。移動もまた旅の一部であるなら、持ち歩くトランクにもこだわりたいものです。たとえば、クイーン・エリザベスと同じ英国生まれの【グローブ・トロッター】は、クラシックな佇まいと職人技が光る逸品。豪華客船の気品ある空間にもよく映え、船内での移動すら優雅な時間に変えてくれます。まさに“英国ラグジュアリー”を旅するにふさわしい一台です。一方、モダンな美しさと機能性を兼ね備えた【RIMOWA(リモワ)】も人気の選択肢。軽量かつ頑丈な構造は、飛行機やクルーズなど複数の移動手段を伴う旅にぴったり。船室にもスマートに馴染む洗練されたデザインは、旅慣れた大人たちからも高く支持されています。そのほかにも、【TUMI】【Samsonite】【エース】など、機能美とデザイン性を兼ね備えたスーツケースブランドが多数。自分の旅スタイルに合わせた“相棒”を見つけることで、船旅の満足度はさらに高まるはずです。