年明けパーティーや新年会など食べ飲みする機会が増える新年。ダイエットは意識するけど、新しい年を迎えた喜びを家族や友人と分かち合いながらおいしいものを食べたいですよね。今回は、野菜をたっぷり食べられて脂肪燃焼や代謝アップにもつながりやすいといわれている世界の鍋料理をお届け。罪悪感なく美味しく食べられる鍋料理を紹介します。
低糖質でたんぱく質が豊富!韓国鍋料理「スンドゥブ」
韓流ブームで注目を集めている韓国カルチャーの中でも、男女問わず「大好き」という声を聞く韓国の鍋料理といえば「スンドゥブ(純豆腐)」です。
【スンドゥブの特徴】
・髪や爪、むくみの改善につながるたんぱく質が豊富な豆腐がメイン
・唐辛子の辛味成分カプサイシンによる発汗作用と体温上昇
・カルシウムや亜鉛、鉄などビタミンやミネラルがお豊富な魚介類が豊富
豆腐に良質な栄養がギュッと凝縮された魚介類など使用される具材もヘルシー。低糖質でしっかりたんぱく質が摂れることに加え、カプサイシン効果による発汗作用で脂肪燃焼効果も期待できます。
飲み物はビールではなくマッコリで
そんなスンドゥブと合わせたい飲み物が、韓国のお酒「マッコリ」。1杯140〜150カロリーといわれているビールに比べて、マッコリ1杯のカロリーは約46〜48カロリーくらい。米・乳酸菌・米麹から作られるお酒なのでビタミンや食物繊維、乳酸菌など女性に嬉しい栄養が豊富に含まれたお酒です。もちろんお酒ですので飲み過ぎはNGですが、健康を考える女性におすすめです。
まるで食べるエステ!中国鍋料理「火鍋」
中国で2 千年以上の歴史を持ち、皇族での宴会に欠かせない料理として古くから親しまれている中国の伝統鍋料理なら「火鍋」。美容と健康を意識する女性に人気が高い「薬膳火鍋」がこちらです。
【薬膳火鍋の特徴】
・棗や草果、甘草など数十種類もの漢方や天然の植物エキスたっぷり
・豆板醤、ラー油、鷹の爪など辛味成分でエネルギー代謝UP
・牛肉からビタミンとアミノ酸豊富な羊肉に変えるとさらにヘルシーに
鶏などからダシをとったやさしい味わいの「白湯スープ」と唐辛子や参照など薬膳を入れた刺激たっぷりの「麻辣スープ」2種類が楽しめるので食べ比べするのもおすすめ。脂肪分解・新陳代謝UPが期待できるほか、整腸作用や美肌効果も目指せます。ダイエットでカロリーを気にされる方は、お肉を控えることでカロリーを落とせますが、牛肉から羊肉(ラム)に変えるだけでもカロリー調整ができます。
中国2千年の歴史を持つ紹興酒と一緒に
デトックス鍋とも呼ばれる薬膳火鍋との相乗効果を狙うなら、ダイエットに必要とされるアミノ酸が豊富に含まれている中国のお酒「紹興酒」。全部で20種類あるアミノ酸のうち紹興酒には18種類が含まれており、必須アミノ酸9種類すべてが摂取できます。さらに血行促進や冷え性改善、消化促進、疲労回復といった効果も期待できるのがポイント。ただし、紹興酒は氷砂糖に溶かして飲むのが一般的ですので、これはダイエットには不向きです。ウーロン茶割にするなど飲み方を工夫するとカロリー調整ができます。
油を使わず栄養を逃さない!モロッコ鍋料理「タジン鍋」
モロッコやアルジェリアなど北アフリカ地域で食べられる郷土鍋料理といえば「タジン鍋」。可愛らしいとんがり帽子のような鍋蓋の土鍋に、羊肉または鶏肉と、香辛料をかけた野菜を無水で煮込んだもので、一時期は日本でも注目を集めた鍋料理です。
【タジン鍋の特徴】
・油を使わないので他の鍋料理よりヘルシー
・野菜やお肉から出る「水」や「脂」で煮込むので栄養成分や旨味が凝縮
・水に溶けやすく熱に弱いビタミンCの損失を普通の調理法より抑える
美味しくてヘルシー、体に必要な栄養分を最大限に逃さず調理できてしまうのでダイエットを意識する女性にもぴったり。さらにモロッコ料理で使われることが多い塩レモンと組み合わせれば、クエン酸とビタミンCにより血行が促進され脂肪が燃焼しやすくなる嬉しい効果が期待できます。
抗酸化作用とリラックス効果が期待できるミントティー
モロッコでは国民的飲み物として親しまれている「ミントティー」は、タジン鍋と一緒に飲んでいただきたいハーブドリンク。ロズマリン酸と呼ばれるポリフェノールの一種が含まれており、抗酸化作用や糖の吸収を穏やかにする働きがあるのだとか。さらにメントンと呼ばれる成分が消化を助け、便秘解消や体を温める作用などさまざまな相乗効果が期待できます。
内臓脂肪の燃焼効率をUP!タイの鍋料理「トムヤンクン」
辛味と酸味、そしてハーブや唐辛子がふんわり香るタイを代表する鍋料理なら「トムヤンクン」。料理にお酢が使われるため、塩を使う必要がないのでダイエットを気にする女性にも最適です。
【トムヤンクン】
・唐辛子に含まれるカプサイシンによる発汗作用や血行新陳代謝の促進
・レモングラスやカー(タイ生姜)、パクチーなど抗酸化作用に優れた食材
・塩を使わないのでダイエット&むくみの天敵ともいえる塩分が控えられる
カロリーが低く太りにくい鍋料理といわれているトムヤンクンですが、注意すべき点は腹持ちが悪いことと食欲が旺盛になってしまうこと。ヘルシーな食材が故にお腹が空いてしまい、ムダな間食が増えてダイエットに失敗した人も少なくありません。腹持ちが良いお肉などを下手に食べないよりは、バランス良くお腹を満たすことも意識してくださいね。
透明感のある肌を目指すならバタフライピー!
タイ料理に合わせる飲み物といえばタイ産のビールを見かけますが、美意識の高いタイ女性たちの間で流行っているのが美しいブルーカラーが印象的な「バタフライピー」。ハーブティーとして飲まれるのが一般的ですが、料理に合わせてソーダやカクテルと割ることも多いのだとか。シワやくすみなど肌老化を加速させる活性酸素の働きを抑えるなど、タイ女性の美の秘訣にも繋がっていると話題のドリンクです。
「なんか太ったかも」と自分の体に違和感を感じたら、まずは食生活から見直しを。古くから世界中で親しまれている鍋料理は、ダイエットの強い味方になりますので、外食・おうちごはん両方で意識してみてはいかがでしょうか。