どんどん気温が上がるこれからの季節に欠かせないといえばエアコン。熱中症対策など健康面でも必要とされていますが、エアコンの温度を低い設定にすると「冷え」などに悩まされることがあります。とはいえ、エアコンをつけなければ、今や汗ダラダラで疲労が蓄積するだけ。このコラムでは、エアコンを着けてもなるべく冷えにくい方法や、日常生活の中で実践できる体感温度の下げ方をご紹介します。
エアコンが苦手でもOK!体感温度を下げる方法5選
即効性のある涼しさを求めるなら、やっぱりエアコンや扇風機。でも、涼しいと感じる温度は人によって違うものです。ここでは、あまりハードルを上げず、気軽にできるやり方を5つまとめてみました。
1.「夏野菜」を食事に摂り入れる
旬の野菜は、その季節に適した栄養や作用があるといわれており、食べることで体温を効果的に下げることができるといわれています。例えば、キュウリやナス、トマト、セロリなどの夏野菜。これらは「カリウム」「水分」が圧倒的に多く、利尿作用が働いて体内の熱を逃す作用が備わっています。
ただし注意したいことが1つ。季節のものを美味しく食べるだけで体温を下げてくれると良いこと尽くしですが、夏野菜は加熱するとカリウムが減るというデメリットがあります。野菜スムージーやお漬物など、できるだけ生の状態で食べること、それが苦手な方はグレープフルーツやパイナップルなどのフルーツを食べると◎。これからの季節なら、みずみずしいスイカもおすすめです。
2.「家電」の機能を効果的に利用する
エアコンが苦手という理由のひとつに、寒さで身体が冷えを感じたり冷風が直接肌に当たることが考えられます。とはいえ、現代のエアコンはとても優秀で上手に使えば、エアコンで快適な体温のキープが期待できます。ここで準備することは2つ。「エアコンを25〜28℃を目安に設定する」「サーキュレーター(または扇風機)を用意する」これだけです。
【サーキュレーターを使う場合】
準備したサーキュレーターをエアコンの真下に配置し、床に向けます。こうすると、床に溜まった冷風をかきまわし、部屋全体の空気を循環させることができます。
【扇風機を使う場合】
扇風機をエアコンと向かい合うようにして風下に置きます。このとき、扇風機の首は天井側に向けるのがポイントです。これでエアコンの冷風と扇風機の風がミックスされて部屋をかき回す状態を作り、部屋全体の温度を整えてくれます。
エアコンの温度設定は外気温よりマイナス3〜4℃を目安にすると外と室内の気温差にストレスを感じにくくなります。手持ちの家電を上手に利用してくださいね。
3.「クールダウン入浴」で上手に体温を下げる
手早く暑さを和らげる方法といえばシャワーですが、熱いシャワーを浴びても体温を下げることはできません。もちろん個人差はありますが、逆に汗が出てしまう可能性もあるのだとか…。そこで挑戦していただきたいのが、クールダウン入浴。
やり方は簡単です。体温より少し低めに設定した33〜34℃の湯船に20~30分くらい半身浴をするだけ。お風呂上がりの体温をゆっくり下げ、その後少しずつ本来の体温に戻すことができます。通常のお風呂上がりより、汗をかきにくくなり快適に過ごせます。
4.「冷凍ローラー」で全身を冷んやり
肌をキレイにしながら体温を下げたい方は、顔やボディにコロコロ転がしてマッサージする美顔器ローラーを使うのがおすすめ。冷凍庫で1~2時間くらい美顔ローラーを冷やして全身に使うと、ローラー部分が冷たくて気持ちいい肌感になります。心地よい冷んやり感で体温を下げてくれる以外にも、肌の赤みを鎮静したり引き締めるといった美肌効果も期待できますよ。
冷凍ローラーだけじゃもの足りない!という方は、市販のフェイスマスクを顔や体に当て、その上から保冷剤パックなどで軽くマッサージするのもオススメ。肌にこもった熱と保冷剤の温度差を感じながら肌をキュッと引き締めてくれます。
5.「接触冷感パジャマ」で寝る
寝苦しさを和らげたいという方は、機能性に優れたパジャマをセレクト。夏用マスクでも話題になっている「接触冷感素材」をパジャマに使用したものであれば、涼しさが体感できます。
今日では、さまざまなブランドで接触冷感素材をはじめ抗菌防臭や保湿効果、速乾、通気性など、快適な寝心地になれる要素を取り入れたパジャマが登場しているので、ぜひチェックしてはいかがでしょうか。
ここまで紹介した体感温度を下げる5つの方法は、どれも体への負担がなく安心して行えるもの。ぜひ自分に合った方法を取り入れてくださいね。
健康のためにも、暑さはガマンしないこと。自分の体調管理を整えるきっかけとして、ぜひ参考にしてください。