空気が乾燥して肌がカサカサになりやすい冬の季節。肌の乾燥トラブルはひどくなると肌が荒れたり痒みを伴うことがあります。もちろん皮膚科やクリニックなど専門の医療機関に足を運ぶのもおすすめですが、ちょっと気になるくらいの肌乾燥なら日々のケアで対策したいところ。このコラムでは、カサカサ肌になる生活習慣を解説するとともに、今日からできる乾燥対策をご紹介します。
肌がカサカサになるNG習慣と乾燥対策
普段の生活で無意識に行なっていることが、そのまま肌の乾燥に繋がっている可能性があります。まずは肌を乾燥させやすくする生活習慣と対策法をチェックしてみましょう。
暖房が効いた室内に長時間いる
暖房が効いた室内に長い時間いれば、喉が乾くと同じように肌も乾燥しやすい状態になります。仕事先でずっと作業をしていたり、自宅でテレビを見ていたり、暖かい部屋が心地良くて何もしていない……という人は要注意!家や勤務先に加湿器があるならしっかり使うこと。加湿器がない場合は、濡れたバスタオルを自分がいる距離と近いところに干しておくと空気の乾燥対策になります。
熱めのお湯で洗顔している
40℃以上の熱めのお湯で行う洗顔は、肌を守る大切な美容成分が失われてしまう可能性を高めてしまいます。洗顔は肌にやさしい38〜40℃くらいのぬるま湯がベスト。ほんのり暖かさを感じるくらいの肌感覚で顔を洗ってくださいね。
ゴシゴシ力強く顔や体を洗う
お風呂に入った際、汚れを落とさなければとつい力を入れてゴシゴシ顔や体を洗ってしまいますが、強い力は肌に負担を掛けてしまいます。顔も体も強い刺激を与えられれば、肌を傷つけてしまうことも……。たっぷりと泡立てた泡で、力を入れずふんわり軽やかに包み込むようにして洗いましょう。
化粧水をつけるとき強く叩き込んでいる
洗顔後に化粧水をつけるとき、力強く肌を叩きながら化粧水をつけるのはNG。叩くよりも押し込むことを意識して、手の温もりを感じながら手の平全体でゆっくり押し込むように肌に浸透させていきましょう。
鏡で自分の顔を見る回数が少ない
鏡で自分の顔をあまり見ない方は、自分の肌が今どんな状態かを把握できていない可能性があります。ダイエットをがんばっている方が毎日体重計にのって体重や体脂肪をチェックしているのと同じように、鏡を見る習慣をつけて肌状態を確認しましょう。目元や口元に小じわがないか?シミやたるみがないか?肌が粉を吹いてないか?ニキビができていないか?鏡を見て自分の肌を観察してみましょう!
以下は、NG習慣から乾燥対策につながるポイントです。毎日の行動をほんの少し変えて乾燥から肌を守りましょう。
○暖房が効いた室内では、加湿器や濡れタオルで空気の乾燥対策をする
×暖房が効いた室内では何もしない
○38〜40℃のぬるま湯で洗顔する
×40℃以上の熱めのお湯で洗顔する
○体や顔はたっぷりの泡でやさしく洗う
×体や顔はゴシゴシ洗いをしている
○手でゆっくり押し込むように化粧水をつける
×力強いパッティングで化粧水をつけている
○鏡で自分の肌をよく観察する
×鏡で自分の顔をほとんど見ない
日常のほんの一コマを変えてあげるだけで乾燥対策に繋がります。ぜひこの機会に実践してみてくださいね。