年間で観測される三大流星群の一つで、毎年8月中旬にピークを迎えるペルセウス座流星群。その名の通り、ペルセウス座を放射点として観測されるこの流星群の観測ポイントをまとめてお届けします。
2024年の観測ポイント
その美しさと多さから、多くの人々に親しまれているペルセウス座流星群。2024年は、8月12日から13日にかけてピークを迎えます。今年は月明かりの影響が少ないため、観測条件は非常に良好であるのもおすすめポイント。ぜひ、友人や家族と一緒に流星群を楽しんでください。
ピーク時期と観測条件
- 極大: 8月12日23時頃
- 観測最適期間: 8月11日夜から13日夜まで
- 最適時間: 深夜から明け方（特に13日の夜明け近く）
観測場所:
- 光害の少ない場所（山間部、海辺、公園など）
- 観測方法: 広い範囲の空を見渡すこと
観測に適した場所は？
・光害の少ない場所:
山間部や海辺、広い公園など、市街地の明かりが少ない場所を選ぶと、より多くの流星を観測できます。
1.高地:
山の上など標高が高い場所は、大気の層が薄くなるため、流星が見えやすくなります。観察する場所は、できるだけ晴天が予想される場所を選びましょう。雲が少ない夜空が理想的です。
観測する方向は？
ペルセウス座流星群は、ペルセウス座を放射点とする流星群です。ペルセウス座は北東の空に位置しますが、流星は全天にわたって観測されるため、特定の方向に限定せず、広い範囲の空を観察します。
観測ポイント
北東の空:
ペルセウス座は北東の空に見えるため、観測を開始する際は北東の空を中心に見ると確率が上がります。
夜半以降:
深夜から明け方にかけて、放射点が高くなり、より多くの流星を観測できるチャンスが増えます。特に真夜中から午前4時頃が最も多く見える時間帯です。
おすすめの観測地（日本）
富士山五合目（山梨県）
高地で光害が少なく、広い空が見渡せるため、理想的な観測地の一つです。
伊豆大島（東京都）
海に囲まれており、都市の明かりから遠いため、非常に暗い空が期待できます。
阿蘇山（熊本県）
高地であり、広い視界を確保できるため、流星観測には適しています。
知床（北海道）
北海道の自然豊かな場所で、光害が少ないエリアが多いため、流星観測に向いています。
2024年のペルセウス座流星群は、月明かりの影響が少なく、観測条件としては良好です。北東の空を中心に、光害の少ない場所で夜半以降に観測することで、最大限の流星を楽しむことができます。友人や家族と共に、夜空を見上げて美しい流星群を楽しんでください。
