アート、音楽、そしてグルメまで――宇宙を五感で感じる特別な2日間が、相模原で幕を開けます。10億個の星が輝くプラネタリウムを舞台に、アーティストによるライブや宇宙をテーマにしたマーケット、限定フードなど、想像を超える体験が集結する「宇宙交差天SAGAMIHARA」。JAXA相模原キャンパスを有する「宇宙のまち」見どころをご紹介します。
宇宙を身近に感じるまち、相模原へ

JAXA相模原キャンパスがある「宇宙に一番近いまち」として知られている神奈川県相模原市。JR淵野辺駅では銀河鉄道999のメロディが流れ、駅前の商店街には「宇宙通り」「惑星通り」など、宇宙にまつわる名前があふれています。市内には、惑星探査機はやぶさの原寸大模型を展示する相模原市立博物館もあり、子どもから大人まで宇宙を身近に感じられる街並みが広がっています。そんな相模原市が、2025年10月11日(土)・12日(日)の2日間にわたり開催するのが、宇宙をテーマにした体験型イベント「宇宙交差天SAGAMIHARA」です。
宇宙交差天SAGAMIHARAとは?

人と宇宙、人と人、そして想いが交差して天のように広がっていく――そんな願いが込められている「宇宙交差天」という言葉。会場は「相模原市立博物館」と「JAXA相模原キャンパス」の2拠点。どちらも徒歩圏内に位置し、街全体が宇宙を感じる回廊に変わります。

今年7月にリニューアルした博物館のプラネタリウムは、10億個の星と8K映像を融合した世界初のドーム。リアルな星空を体験できるだけでなく、音楽と映像が共鳴する特別ライブも予定されています。
宇宙を感じる五つの特別コンテンツ
イベントでは、アート・音楽・グルメを通じて宇宙を楽しめる5つのコンテンツが登場します。
宇宙をテーマにしたマーケット

相模原市立博物館1階の特別展示室では、宇宙クリエイターズマーケットを開催。
全国から集まったクリエイターが、星や惑星をモチーフにしたアクセサリー、アート作品、雑貨、アパレルなどを展示・販売します。手のひらサイズの宇宙を連れて帰れるような、感性を刺激するラインナップが揃います。
音と光が交わるプラネタリウムLIVE

博物館のプラネタリウムでは、音楽家・蓮沼執太氏による特別ライブ「プラネタリウムLIVE」を開催。10億の星々が映し出される幻想的な空間で、音と光が一体となる圧巻のステージが繰り広げられます。※事前申込制(定員に達し受付終了)
ACIDMAN・大木伸夫氏監修の映像作品も

生命と宇宙をテーマに音楽活動を続けるACIDMAN・大木伸夫氏が監修したプラネタリウム作品「星はここにある~music by ACIDMAN~」も上映されます。バンドの世界観とプラネタリウム映像が融合することで、まるで星空そのものが呼吸をしているかのような、没入感あふれる体験が楽しめます。
宇宙を味わうグルメ&スイーツ

会場では「宇宙グルメ・みんなの宇宙スペース」と題し、相模原市内の人気店が出店。
ジェラート専門店「Megu Gelato」や、シフォンケーキ&タルトの「felice」などが、宇宙をテーマにした限定メニューを提供します。星をイメージしたスイーツや銀河を思わせるドリンクなど、見た目にも楽しい宇宙の味覚が勢ぞろいします。
宇宙を描くアート展示

クリエイターによる宇宙アート作品約10点を展示。イベント終了後も約1か月にわたり、JAXA相模原キャンパス交流棟で継続展示されます。アートを通して自分にとっての宇宙を考えるきっかけになりそうです。
キャラクターも登場!街全体が宇宙ムードに

イベントを盛り上げるために誕生したオリジナルキャラクターの宇宙人たちも会場周辺に出現。かわいらしく個性豊かな宇宙人たちがフォトスポットとしても人気を集めそうです。また、淵野辺駅や相模原駅、橋本駅から会場へ向かう道には、通常の距離表示ではなく宇宙スケールで表した案内看板を設置。地球から火星まで何キロといったスケール感で街歩きが楽しめる、ユニークな演出が行われます。
未来へつながる宇宙のまち

宇宙交差天SAGAMIHARAは、相模原市が進める「宇宙を身近に感じるまちづくり」の象徴的な取り組み。JAXAや博物館、地元クリエイター、飲食店など、さまざまな人が関わることで宇宙がぐっと身近に感じられる時間が生まれます。星を見上げるだけではなく、宇宙を体験できるのがこのイベントの醍醐味といえそうです。
<宇宙交差天SAGAMIHARA>
開催日:2025年10月11日(土)、12日(日)11:00〜17:00
会場:相模原市立博物館・JAXA相模原キャンパス
